近畿大学経営学部の授業に、株式会社ココウェルの水井裕社長が登壇されました。水井社長は学生時代、途上国の環境問題への関心が高まり、フィリピンへ短期留学に行き、現地で見たゴミ山の子どもたちの姿に衝撃を受けられました。そんな中、フィリピンの田舎に出向いた時に多くのココナッツがあることを知り、そのココナッツは環境にも、健康にも良く、そして地域に仕事を生み出せると考え、2004年に起業をされました。
授業の中では、熱帯雨林の消滅、生態系の破壊、農薬被害、労働者の健康被害など、多くの社会課題を抱えるフィリピンの現状についてのお話もあり、学生のみなさんは真剣に聞き入るとともに、実情に衝撃を受けていました。その中で、「ココナッツができること」として、貧困や環境、健康といった問題に対しての解決策のお話もあり、より良い未来の実現のための可能性を感じることができました。
最後に、水井社長から学生のみなさんに対し、大事にしてほしいこととして「内発的動機」、「縁」、「時間」、「食」、「利他」の5つのお話をいただきました。想いのこもった素晴らしい授業だったと思います。
水井社長、お忙しい中ご講演いただきありがとうございました。