「人と関わるのが好き」と話す大学3年生の尾上 兼紳さん。穏やかさと人懐っこさを活かし、ミラプロでは潤滑油のような存在だ。人間観察が得意な尾上さんならではの視点で、ミラプロの魅力を聞いた。
楽しそうなミラプロに「僕も混ざりたい」と参加
――ミラプロに参加したきっかけ
大学2年生のとき、「この先生の授業、楽しいで」と友達から教えてもらって、ミラプロ代表の佐々木 研さん(CH)が担当する「キャリアデザイン」という科目を受けました。
佐々木さんの自己紹介を聞いただけで「この人、すごい」と直感的に惹かれました。その後は、毎回授業に出席することそのものが楽しみでした。以前ほかの先生から聞いたキャリアデザインの話も「こういうことだったのか」と理解できるようにもなりました。
「もっと佐々木さんの話を聞きたい、活動内容を知りたい」という思いから、ミラプロに興味が湧いたんです。ホームページを覗いてみると、学生と社会人が楽しそうに活動し、目標に向かって取り組む一生懸命な様子が伝わってきて、「僕もこの中に混ざりたい」とミラプロへの参加を決めました。
大学2年生の1月に初めてミラプロのイベントに参加し、その日の懇親会で、今年度の学生スタッフ共同代表の平田 空海弥さんから誘われて学生スタッフになりました。

ミラプロの大人たちと関わって、就活観がガラッと変化
――ミラプロでの活動内容
普段のミライ会議での役割は、友達や他の学生スタッフと協力しながら、参加しやすい場を作ることです。例えば、初めて参加した学生や社会人に「また来たいな」と思ってもらえるように声をかけ、グループに分かれたときには僕が最初に発言して円滑に進むよう心がけています。
学生スタッフ共同代表の大下 蓮さんと一緒に、懇親会で社会人と学生がつながりやすくなるような話題を考えることもあります。ミラプロの大人たちから聞いた話を学生スタッフ同士で伝え合い、持ち寄った情報を元に、新しいコラボ企画が生まれるのもおもしろいです。
8月には、学びや遊びを通して社会人と学生の親睦を深めるために、1泊2日で淡路島に行く企画も立てています。「夏にミラプロで何かしたい」と考えていたとき、武田 和也さん(株式会社TRUST Relation 専務取締役)との会話の中で「淡路島に行きたいね」という話が出て、今回の企画が立ち上がりました。
僕自身もすごく楽しみにしているんです。武田さんと僕が中心となって、ミラプロに参加されている経営者の方に、別荘での宿泊や海でのSUP体験の協力をお願いするなど、がんばって計画を進めています。
――ミラプロに参加して学んだこと
多種多様な業種から個性豊かな人が集まっているので、さまざまな企業の在り方や価値観、広い視野に触れ、多くの情報を得ることができました
最大の学びは、中小企業やベンチャー企業の魅力を知ったこと。以前はステータスのある大手企業への就職を志望していましたが、ミラプロに参加してからは就職活動の考え方が180度変わりました。ミラプロでは、中小企業やベンチャー企業で働く人と交流できる機会がたくさんあります。「若くても実力があれば評価される、努力を認めてもらえる」と知り、やりがいを感じました。
現在は、HR業界に興味を持っています。たくさんの人と関わりながら「企業はどんな基準で人を見るのか」「学生は、なぜこの企業を選んだのか」といった思いや価値観を知ることで、今まで自分になかった発想も生まれるのではないかと思います。
そして、いつか起業するのが夢です。ある経営者に「起業したい」と相談すると、「社会の役に立つことなら何でもいいから、起業してみたら?」とアドバイスをいただきました。起業は難しいと思っていたのですが、背中を押してもらうことができました。「失敗も経験になる」と教わったので、まずは経験を積み、いずれ起業に挑戦したいと考えています。

仲良く交流できて風通しがいいミライ企業ばかり
――学生から見た、ミライ企業の魅力
ミライ企業は、社員一人ひとりを大事にしていると感じます。社員同士の仲が良く、役職に関係なく意見を交換し合っていて、働きやすそうだなと感じています。若い人が遠慮せずに自分の意見を上司に伝えられる、風通しの良いミライ企業は本当に魅力的です。
学生も社会人も、業種に関係なくいろいろな企業や人とつながって、楽しく交流できるのはミラプロのイベントならではの貴重な機会ですよね。ミライ企業以外の会社に就職したとしてもミラプロに参画し続けたいですし、就職した先の社長にもミラプロを勧めたいと思います。
もともと人間観察が好きで、その人が大事にしていることや価値観に興味がありました。だからこそ、佐々木さんやミラプロに興味を持ったのかもしれません。佐々木さんは憧れで、心強い存在です。佐々木さんを尊敬している学生は多いですね。
ミラプロでは、「何かあったときはフォローするよ」と経営者や社会人が優しく見守ってくださっているので、僕たちはいろいろなことに挑戦できています。僕が将来の目標を話したときも「いつでも相談に乗るよ」と言ってもらえました。助けてくれる大人がいる安心感は、すごく大きいです。