「愉しく価値のある生き方」を子どもたちに残したい
――事業の目的は?
「愉しく価値のある生き方」を子どもたちに残していくことが事業の目的です。
この世に産まれ、死の瞬間までをどう過ごすか。そしてその後も誰かの道標となる様な生き方がしたい。我々介護職とご利用者様の「愉しく価値ある生き方」をどう最大化し、ミライに伝え、残すかを常に考えています。
「価値ある愉しい生き方」は、私自身の目標でもあります。子どもや孫は、自分をどう理解してくれるか。ブレずに生き抜いて生きた証を残し、大切な人から「あの人だったらどう生きるだろうか」と基準にしてもらえる生き方をしたいのです。そのために大切なのは、何よりもまず自分が愉しむこと。自分が心の底から愉しんでいれば、仲間やお客様にも伝わると思っています。
TRUST Relationは、介護や障がい福祉という分野のプロとして仕事をさせて貰っています。
ですが、共に働く仲間の一人ひとりの人生の目的は様々で、福祉の仕事を人生の目的としている人はいないと思っています。なので会社での仕事とプライベート、その両面が充実していて、私は今幸せだ!と感じられる「時」を増やしたいと思っています。
また、私自身が2019年に糖尿病を発症した経験から、自分や仲間とその家族、そして我々のお客様たちが口にする食べ物に興味を持ち、より安心安全で美味しい食べ物を選んで食す生き方に取り組みたいと考えました。そして、現在までに紆余曲折有りましたが、『農LIFE』という生き方に辿り着きました。

『農LIFE』という新たなチャレンジ
――目的を果たすための方法は?
子ども達から憧れられる存在でいたい。という自分達らしさを風土とし、愉しい空間をつくり、利用者さん一人ひとりの人生に寄り添うサービスを積み重ねていきたいと考えています。
一般的にご家族からご利用者様をお預かりする介護業界は、ケガをしないように外出を控えるなど、リスクを回避したがる傾向がありますが、当社では、末期がんにより余命2週間の方でも行きたいと願う場所があれば、ご家族に代わって一緒に出かけることもします。
身寄りのない入居者様が亡くなられたときには、ひとつ屋根の下で暮らしてきたお友達に最後のお別れをしていただくため、施設内で葬儀を行い、みんなでお見送りさせていただいています。2021年夏には、ご縁があったすべての人に納骨していただける“みんなのお墓”も建立しました。「これで死んでも安心」などと、いささか気の早い声もいただいていますが、このことで、「亡くなった後でも寂しくない」と言えるようになりました。
そして、当社らしい新たなチャレンジと言えるのが『農LIFE』です。
お米造りを我々の人生の一部とし、お米を造る事を愉しみ、食べる喜びを分かち合う。我々が運営する各施設では、栄養士がバランスを考えたおかずを献立で提供していますが、お米も自社で栽培した美味しいお米を提供します。私自身、病気を経験し、食べ物が健康に与える影響と「頂く幸せ」を再認識したこともあり、自分たちが育てたお米や野菜を使って、ご利用者様や、仲間、そしてその仲間の子ども達の健康な身体造りの一助になりたいと思っています。
また、『農LIFE』を進める中で障がい者と健常者という垣根をなくし、誰もが活躍できる場を造りたいです。皆が愉しく本気になれるお米造り、その経験が日本の土地を守り、お米という文化を継承する。そのことが幸せと感じられる人生に、仲間や家族、関係企業や地域を巻き込み、たくさんの笑顔を紡いでいきたいと思います。

おたがい様の精神で感謝を忘れず
――実現したいミライは?
私たちの人生に対する共感の輪を広げるために、どんどんおもしろいことに挑戦していきたいです。前述した『農LIFE』もそのひとつ。「介護職」の枠を超えて愉しく、笑いながら働き、一生懸命に遊び、子どもたちの憧れの存在になれたらと思っています。
一緒に働く仲間とは不得意な部分ではなく、得意な部分を共有しお互いの武器とする。
足らない所は助け合い、おたがい様の精神で感謝を忘れず、本気で互いの人生を「愉しく価値ある人生」にしたいと思います。
そんな生き方に共感し、愉しめる方とのご縁はいくらあっても良いと思っています。



近寄りがたい印象とは裏腹に、意外とあたたかい素敵なおっちゃんです!介護を通じて日本を元氣にしようという使命感を胸に仕事に取り組む姿勢には、いつも感動させられます!スタッフみなさんもイキイキと仕事を愉しんでいるのは、その姿勢に感化されるからでしょうか。関わったら人生が豊かになる、と思わせてくれる会社です。
何と言っても、介護への想いが非常に強い田井さんの人柄が魅力的です。介護甲子園など、「介護職はカッコいい仕事だ」と全国に発信する活動は、本当に素晴らしい取り組みだと尊敬しています。行動力もピカイチで、ミッションをクリアしながら道を切り開いていく姿は、まさにリーダー。笑いのセンスも抜群で常に場の中心にいる人気者です。