「何のためにやるか?」を問い続ける

〈三和建設株式会社 〉
大阪本店工事グループ所属・施工管理職

今堀 駿吾さん

建築デザイン学科に在籍していた大学時代、関わったプロジェクトを通して「建築の力」を実感した今堀駿吾さん。就職活動では、三和建設だけに志望先を絞って内定を獲得。仕事や物事の本質に向き合ってきた今堀さんに話をうかがいました。

選考に落ちる気がしなかった

当社に興味を持ったきっかけは、合同企業説明会です。フレンドリーで裏表のない社員の人たちに他社の社員とは違うユニークさを感じたんです。

2日間泊りがけでグループワークを行う採用選考など、選考が進むうちに、もはや落ちる気がしないという確信が芽生えてきました。でもそれは、自分に自信があったという意味ではありません。選考が始まったときから、社員がリクルーターとなってさまざまな相談に乗ってくれたりと、人材採用に投じているお金も時間もエネルギーも半端じゃない。ここまで手厚くやってもらっている以上、自分もこの会社以外考えられない、という気持ちになっていったんです。実際、就活は三和建設一本で勝負していましたね。

「建築の力」を感じた原体験

新社会人の多くがぶつかる「入社後のギャップ」というものを僕は経験していません。内定後もメンターが定期的に相談に乗ってくれたこともありますが、一番は大学時代に建築のおもしろさを体感していたからだと思います。

学生有志が被災地(宮城県南三陸町)を拠点に、建築の面から復興を支援する「木興プロジェクト」に参加したのは大学1年生のとき。東日本大震災後、津波で流された集会所を新しく作り直し、毎年増築させていくというプロジェクトです。夏休み中、1ヶ月ほど集会所に泊まり込んで、自分たちで設計した設備を、現地の大工さんと協力しながら作り上げていく経験はとても貴重でした。ゼロからイチを生み出せるうえに、それがずっと残り続ける。その達成感はひとしおでしたし、僕らが増設したキッチンを地元の方たちが喜んで使っている様子を見たとき、建築の力を感じさせられました。

卒業するまでの4年間、現地には毎年通っていたので、建物が充実していくプロセスに立ち会えたのもよかったですね。そういった一連の経験が、原体験として僕の中に根付いているんだと思います。

人に喜ばれる建物をつくるために

現在は、施工管理職として、新築工事や改修工事が計画通りに収まるように管理する仕事をしています。壁にぶつかったのは、仕事を任せてもらえた入社2年目を迎えたばかりの頃。任せてもらえたからには、と気負って、自分では解決できないことも抱え込んだ結果、会社や協力会社の方、職人さんなど多くの人たちに迷惑をかけてしまったんです。

そこで実感したのが、まわりの力を借りることの大切さです。もともと負けず嫌いで、親身になって教えてくれるまわりの優しさに甘えたくない気持ちもありましたが、今は、自分なりの意見や考え方は持ちつつも、人に相談するように心がけています。

今後は、3Dソフトを使って建物の設計図を作成する技術を身につけ、機械と人の分業を進めていきたいです。パソコンが得意とする作業はパソコンにやってもらい、人にしかできないコミュニケーションの質を高めていくことを目指しています。建物は人に喜んで使ってもらってこそ価値があるもの。与えられた仕事であれ、自主的に取り組んだ仕事であれ、「何のためにやるのか?」という問いとは向き合い続けていきたいと思っています。

あなたにとって働くとは?

建築を通して人を笑顔にするための手段です。

Commentミラプロメンバーから見た今堀 駿吾さん

今堀さんは、当社にエントリーした時から「ブレない」人財だと実感しています。それは学生時代に取り組んでいた被災地の復興支援活動を通じて、建築の重要性を実感し「建築を通して人を笑顔にする」という仕事の意義が腹落ちしたからでしょう。その芯の強さと責任感をもって、ともに成長し続けましょう。期待しています。

三和建設株式会社森本 育宏さん

今堀さんとはメンターとして関わってきましたが、当初から建築に対する熱い想いを抱いている人。今でもその心を忘れておらず、その情熱は相談に乗っている私にまで伝わってきます。伝える能力にも長けていて、今後、三和建設を先導していくリーダーになってくれると信じています。これからも三和建設を一緒に盛り上げていこう!

三和建設株式会社田中 泰輔さん
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