「働きやすい」会社を求めて
会社説明会で当社と出会ったとき、社長自ら出席していたことがまず印象的でした。「残業時間が少なく、社員との距離が近い」と聞きましたし、会社紹介動画を見たときにも、働きやすそうだと直感的に感じたのです。説明会で社長が熱弁する「社員第一主義」にも惹かれ、迷うことなく応募しました。
特殊鋼を扱う商社兼問屋である当社では、お客様が希望する納期に合わせてメーカーから材料を仕入れ、販売しています。お客様のお困りごとやご要望を拾い出して解決に導くことや、変化の激しい業界動向を常に把握しておくことが求められます。
私がはじめてお客様を担当させてもらったのは入社半年後のこと。当初は右も左もわからない状態で、材料の安定供給ができずに自社にもお客様にも迷惑をかけることがよくありました。
すぐに上司にSOSを出さなかったことが当時の反省点です。厳しく叱責するような上司はいないのですが、怒られたくないという心理が働いて、対応が後手にまわった結果、傷口を広げてしまったんです。以来、危機を察知したときは、なるべく早く相談するようにしています。
ひと手間加えて信頼を得る
「単にモノを仕入れて販売するだけではなく、付加価値をつけなさい。ひと手間加えてお客様の役に立つことをしなさい」という方針が当社にはあります。
印象深かったのが、お客様から新商品の開発について相談を受けたことです。「鉄の重石がほしい」というご要望に応えるべく、関東地方にも足を伸ばして製造業者を探し、お客様が思い描いているものを形にして納品したところ、とても喜んでいただけました。モノを仕入れて売る従来型とは違う新しい営業スタイルに挑戦できたという意味でも達成感がありましたね。

経験を積むに伴って、お客様からの信頼を得られたと感じる瞬間が増えてくるのはうれしいことです。お客様が求めているものが肌感覚でわかって、先回りして提案できたとき。あるいは「いつものやつで」という一言だけで済むようなやりとりができたとき……。これまでの積み重ねが生きていることを実感できます。今は自分に軸がなく、ぶれているところがあるので、判断軸を持つことが目標です。上司に相談するにしても、自分なりの答えを出したうえで聞くように心がけています。
人間関係が結果を左右する
私の原体験になっているのが、高校時代のサッカー部でのできごとです。キャプテンに対する部員の信頼が足りず、それがチームワークの乱れや勝敗にも影響するような状況に陥っていたのです。そのまま引退前最後の選手権大会を迎えたとき、一人の部員から「試合に勝つためにキャプテンをもっと信頼しよう。お互いの関係性を強めよう」という提案がありました。
そこから意識を変えて練習に取り組んだ結果、今まで勝てなかったチームにも勝てるようになったんです。「チームのまとまり次第で結果が左右される」と知った有意義な経験でしたね。
当社に惹かれたのも、その経験とは無関係ではないと思います。同僚と飲みに行く機会も多く、先輩たちも面倒見がいい。そういった人間関係が働きやすさの源になっていると思います。

明るく優しい先輩です。お客様の課題を見つけて解決できるように、丁寧にヒアリングをし、さまざまな提案をしている姿をよく見かけます。後輩の私たちに対しても、相談に乗って一緒に考えてくれるので、入社してからずっとお世話になりっぱなしです。今後も何かとご迷惑をおかけしますが、引き続きご指導のほどお願いします!
どんなときも前向きで、気遣いと学びを怠らない谷山さん。上司や先輩からは「話しやすく、スピーディーで確実な情報共有をしてくれる」と評判です。そんな人柄に加え、万全の準備を整えて商談などに臨む姿勢も、「信頼できる営業マン」という評価、ひいては新規案件の獲得や目標達成につながっているのではないでしょうか。