誰かの役に立ちたいという想いで進み続ける

就職活動は、勉強だけでは越えられない壁や、正解がない社会の難しさといった課題に直面し、ストレスを抱えたり鬱になったりする学生が多い。私もそこでつまずいた一人です。しかしナオミで居場所を与えてもらい、周囲に役立ちたいと行動するうちに、成果や喜び、楽しみを実感できるようになりました。大学と社会の狭間の就活で、たくさん悩んだことは私の原点です。

就活失敗・・・ご縁をいただいた中小企業に就職

学生時代、自分の本当の感情ではなく、面接用の受け答えをして内定をもらうことに違和感がありました。なんのための面接なのか?要領の良い人たちがスムーズに進んでいく中、理想と現実のギャップに苦しみ、引きこもってしまったことがあります。そんなときに、話を聴いてくれたのが、当時株式会社ナオミの社長であった駒井さんでした。「インターンで働いてみない?」と声をかけてもらい、大学4回生の5月からインターンがスタートしました。最初は仕事内容も会社のこともわからず、「自分ってこんなに何もできなかったのか」とショックを受けるばかり。しかし、社長の想いや社員の方の働く姿を見て「私もこの人たちと一緒に働きたい!」と思うようになりました。

私がインターンで入社したころは、ナオミは新規顧客との接点を作ることに苦労していました。飛び込みや電話営業、展示会などはいずれも時間や労力がかかるものです。ある程度のWEBサイトから集客ができれば営業社員の負荷が減るはずと考え、社長に「新卒社員として働かせてください。そしてWebマーケティングの部署を新設させてください。」と直接お願いをしました。そして、2016年4月から社員として入社すると同時に新部署を立ち上げ、デジタルマーケティング事業に取り組み、会社に貢献することができました。

自分の強みを活かした働き方

自分の働き方を再度考えるきっかけになったのは、2020年のコロナ渦です。先が見えない中で、自分は今後どう生きていきたいのか?を考えたときに、『自分を成長させて社会に役に立つ人になりたい』という想いが湧いてきました。そこで、2021年から会社員として働きながら副業を開始し、地域の中小企業のデジタルマーケティングをお手伝いすることになりました。副業を続ける中で、お手伝いしていた企業から「デジタルが活用できなくて本当に困っていたから、とても助かった」「ありがとう」など自分が想像していた以上にポジティブな反響をいただきました。会社から1歩出たところにある外の世界には、これだけデジタル活用で困っている企業があるのかと初めて気づきました。一度しかない人生の中で、独り立ちをしてもっと多くの地域の中小企業を助けたい!という想いが強くなり、2023年にフリーランスとして独立しました。

今はマーケティング戦略立案、WebやSNSなどのデジタルマーケティングの伴走支援のお仕事をしながら、ライフワークとして高校や大学での出前授業をしています。私自身が就活に失敗して悩んだ過去があっても、自分らしい働き方を見つけられたことを、いろんな若者に知ってほしいと思っています。そして、少しでも前向きな気持ちになってくれればうれしいです。時には落ち込むことやしんどいこともありますが、それも含めて人生だと感じています。まずは、私自身が明るくかろやかに生きられるように、自分らしい働き方を探し続けます。

あなたにとって働くとは?

自分らしく生きること。そして、社会に本当の意味で貢献できること。

Commentミラプロメンバーから見た田中 成美さん

私が転職活動をしていたときに出会ったナルさん。面接では、私自身の性格や経験、幼少期のことまで聞き、これからの生き方や働き方について深い話をしてくれたことがとても印象的でした。今後の人生に不安しかなかった私にとってナルさんとの出会いは心強く、それからずっと「ナルさんについていきたい!」と思っています。

ミライ企業プロジェクト 事務局田村 美香さん

ナルさんは、僕たちにとって「頼れるお姉さん」的な存在です。普段は照れくさくて言えませんが、ナルさんから広報について学べていることは僕の自慢です。副業にも積極的に取り組み、僕たちに新たな働き方を示してくれているナルさん。今後も多くのことを学びながら、よりよいミライを一緒に創っていきたいです。

ミライ企業プロジェクト 学生スタッフ縣 拓海さん
Top