もっと知ってほしい 治療食や会社のこと

〈三嶋商事株式会社 〉
ブランディング担当

山下 祐希さん

管理栄養士の資格を大学卒業時に取得して給食委託会社に就職したものの、異動の多さや仕事内容でキャリア構築に不安を覚え、転職サイトをのぞき見。見つけたのが、広報を募集していた三嶋商事でした。広報は初挑戦でしたが、管理栄養士の資格も活かせる、と思い切って転職。いま、社内報やSNSといったあらゆる手法を駆使して社内外でつながりを生み出しています。

反応・反響がやりがいに

もともとは体育教師になるのが夢でした。小学時代からバスケットボールに熱中し、高校時代も部活に明け暮れた日々でした。しかし高校3年生の夏に膝の靭帯を切る怪我をしてしまったことで体育教師になることを断念し、スポーツをする人を食事の面からサポートできる管理栄養士を目指すことにしました。

人生ではさまざまな要因で変更をせざるを得ないことが起きますが、常に自分がしたい事を頭の片隅に置き、目標や目的を持つことがとても大切だと感じています。私の場合、かつて自分がサポートしたいと考えていた分野からは少し離れましたが、病気を患った方や高齢者を食で支えることができる会社に出会い、新たに興味を持った広報という仕事を得る事ができました。社長直轄の部署のため、経営理念や会社の歴史を直接伺える機会が多く、一方で担当業務の1つであるインスタグラムなどSNSを通じて三嶋商事に興味を持っていただけることや、お客様からのコメントが、やりがいに繋がっています。

当社は、病院や介護施設に食品を届けますが、直接、患者様にお会いするわけではありません。ネット通販でもお客様と顔を合わせることはありません。しかし、その先に私たちが届ける食品を必要とする人がいて、その方々の生活の質を向上することが使命だと感じています。

世の中に知らせたい 治療食と会社のこと 

広報は当社では新設の部署。まずは社内のインナーブランディングを進め、徐々にアウトブランディングで成果を出すのが、私に課せられた仕事です。発刊が中断されていた社内報を再開し、毎月1冊出しています。社内報では、会社としての取り組みや、動きのある部署を紹介することはもちろんですが、従業員間のコミュニケーションを生むことを意識しています。コミュニケーションが活発になれば、さまざまなことが良い方向に動くからです。

当社は、39名いる社員のうち半数が会社の1階、残りの半数は2階で業務を行なっているため、顔を合わせる機会が少ない社員同士は名前と顔が一致していないということもありました。このため社内報では、個人をインタビューして社員紹介をしています。これまで発行した社内報は12冊。「面白い」といった声や、「妻が社内報を楽しみにしている」と声をかけてくれる社員が出始め、手ごたえを感じています。

アウトブランディングに関しては、ホームページやブログ、インスタグラムなどの更新を現在は主に行なっています。通販の部署が運営している別のインスタグラムアカウントもあるので、今後、複数アカウントで合同キャンペーンを展開するなど新たなことに挑戦してみたいですね。

入社してから約1年。一人で考える業務も多く、難しさを感じることもありますが、社長からは「もっとチャレンジして、たくさん失敗しなさい」と言われています。治療食や介護食をもっとたくさんの人に知ってほしい。そして会社を世の中に知ってもらうことが広報としてのゴール。積極的にアプローチし、顧客と会社の懸け橋になりたいです。

あなたにとって働くとは?

誰かの役に立つこと。会社や自分の取り組みが社会につながることが大切。

Commentミラプロメンバーから見た山下 祐希さん

自分に与えられた仕事に対して使命感を持って取り組まれている方です。どうすれば会社がよりよくなるのか、社内のコミュニケーションを活性化するにはどうすればいいか、いつも考えている山下さん。社内の円滑なコミュニケーションはすべての業務の効率化につながると私は思います。社内改革、頑張ってください!

住空間創造ゆいまーるClub星野 隼杜さん

同じ分科会の中で一番年の近いメンバーなのでとても親しみやすく、部活の優しい先輩のような山下さん。LINEでも顔文字やスタンプを使ってあたたかくフランクに接してくれるので、気軽に連絡できたり相談できたりします。いつも感謝しかないです。これからもミラプロを創っていく若者として共に頑張りたいです。

ミライ企業プロジェクト 学生スタッフ縣 拓海さん
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